東京ビエンナーレは、東京のまちに国内外から多様なアーティストやクリエイターが集結し、まちに深く入り込み、地域の方々と一緒に作り上げていく、2年に1度の国際芸術祭。3回目の今回は「いっしょに散歩しませんか?」をテーマに、まちを歩く芸術祭としての魅力を探究します。本会期は2025年10月17日(金)から12月14日(日)。それ以前から各種の先行イベントも開催していきます。
東京の地場に発する国際芸術祭 東京ビエンナーレ2025
- いっしょに散歩しませんか?
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会期 2025年10月17日(金)〜 12月14日(日)
エトワール海渡 リビング館
11:30-18:00 ※金曜日のみ19:00まで
休場日:月曜日、火曜日 ※11/3、11/24は開場東叡山 寛永寺
11:30-16:30
休場日:月曜日、火曜日 ※11/3、11/24は開場海老原商店・神谷氷店・角地梱包
11:30-16:30
休場日:月曜日、火曜日、水曜日 ※11/3、11/24は開場
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[有料]
拠点展示(2会場):東叡山 寛永寺、エトワール海渡リビング館
→チケットはこちら[無料]
展示エリア(6か所):上野・御徒町エリア、神田・秋葉原エリア、水道橋エリア、日本橋・馬喰町エリア、八重洲・京橋エリア、大手町・丸の内・有楽町エリア*各エリアの歴史的建築物、公共空間、店舗、遊休化した建物等
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主催
一般社団法人東京ビエンナーレ
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後援
千代田区、中央区、文京区、台東区、一般社団法人 千代田区観光協会、一般社団法人中央区観光協会、一般社団法人文京区観光協会、駐日アルメニア共和国大使館、デンマーク王国大使館、ドイツ連邦共和国大使館、ノルウェー大使館、駐日ブラジル大使館、ポーランド広報文化センター
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特別助成
公益財団法人石橋財団
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助成
アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成(単年助成)創造環境向上活動*/東京芸術文化鑑賞サポート助成]*「アートインタープリター育成講座プログラム」に対して国際交流基金 Norwegian Ministry of Foreign Affairs
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協賛
三井不動産株式会社、三菱地所株式会社、株式会社 大丸松坂屋百貨店、パレスホテル東京、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社、YKK株式会社、パークホテル東京、株式会社ワンダーパワードユー、正則学園高等学校
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事業パートナー
株式会社東京ドーム
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特別協力|
東叡山 寛永寺、株式会社エトワール海渡
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協力
一般社団法人京橋彩区エリアマネジメント、NTT東日本、海老原商店、株式会社大手町ファーストスクエア、合同会社コマンドA、東京藝術大学、戸田建設株式会社、東日本旅客鉄道株式会社
https://tokyobiennale.jp/tb2025/?lang=ja
総合プロデューサーからのメッセージ ミッションは、東京にダイブし、街と深く関わること
東京ビエンナーレは、東京という都市のさまざまなエリアに「飛び込む」ことで、そこに集い、暮らす人びとの営みや風土の中に息づく魅力、新たな価値を発見し、ともに創り上げていく「ソーシャルダイブ(social dive)型」の国際芸術祭です。今回のテーマ「いっしょに散歩しませんか?」は、「誰と」「どこを」歩くかによって私たちのつながり方が変わることに着目し、私たちをやわらかく、優しく結びつける新しいかたちの「散歩」を創造する試みです。その未知なる散歩を通して、人と人、人と都市の出会いが生まれる「ソーシャルダイブ」としての表現を探求します。対立が深まる世界情勢の中でも、たとえ初対面であっても、誰かと並んで歩くという身体的な行為が、互いを知り合うきっかけとなり、街や文化への関心を芽生えさせ、対話の種となっていく。そして、関東大震災や第二次世界大戦により二度にわたって焼け野原となったこの都市・東京が、今なお多様な街並みと人々の暮らしを育んでいることに対し、「ともに歩ける」こと自体の奇跡的な時間を大切にしたいと考えています。特に、江戸から続く都市生活の知恵や信仰、自治、芸能、町人文化といった「基層文化」の存在を、私たちは忘れてはなりません。それらは目立たぬかたちで今も街のあちこちに息づいており、現代において新たな創造の土壌となりうる重要な文化資源です。東京ビエンナーレ2025では、こうした見えにくい東京の基層文化を丁寧にすくい上げ、アートプロジェクトを通して未来につないでいく試みに挑戦します。
そのためにも、アーティストの想像力と方法論によって、東京の街角をあえて漂流し、積極的に「道草」するような表現のあり方を模索します。新たな関係性を紡ぐ「散歩」するアートプロジェクトが、街と人をやわらかくつなぎます。たとえば、創建400年を迎える東叡山 寛永寺でのインスタレーション作品や、街のスキマにひっそりと置かれた作品群に会いに行くとき、その道すがら出会う風景や人々との何気ない交流にこそ、今ここでしか味わえない発見があります。気になるものに出会ったときは、ぜひ立ち止まって、少し時間をかけて眺めてみてください。そこには、思いがけなく心がひらく瞬間が潜んでいるかもしれません。
東京ビエンナーレ2025は、14か所におよぶ展示会場、37名の参加アーティストによる作品、たくさんの散歩プログラムを通して、東京にダイブし、まちと深く関わるアートプロジェクトを生み出します。
EXHIBITIONS
小瀬村真美:風景畫 — 葵の間、東叡山寛永寺小瀬村真美は、古典絵画を現実の事物を用いながら写真・映像表現として再現することで、絵画の裏に視点を差し込もうとする独特な制作手法を展開しています。
小瀬村は今回、東叡山寛永寺の「葵の間」に掛けられている一枚の油彩画に注目しました。これは、江戸の15 代将軍・徳川慶喜が描いた《西洋風景》(1887–97)の複製だとされます。慶喜は1867(慶応3)年に政権を天皇に返上する「大政奉還」を行いましたが、1868年2 月12 日から同年4 月の江戸城の無血開城まで約2か月間、この場所で謹慎生活を送ったとされています。
その後に描かれた《西洋風景》は、歴史人の筆による絵画として貴重なだけでなく、当時の日本画と西洋絵画の技法が交錯する作品であり、変革期の美術を映す貴重な存在でもあります。
小瀬村はこの《西洋風景》、および同時期に慶喜が描いた《日本風景》(1870頃)を手がかりに写真作品を2点制作し、葵の間に展示します。そこでは、歴史的な空間と絵画の記憶が現代のアーティストによるアプローチで重ね合わせられ、新たな体験が創出されるでしょう。
特別協力:東叡山 寛永寺
協力:東京藝術大学会場:上野・御徒町エリア / 東叡山 寛永寺 葵の間(廊下)
台東区上野桜木1-14-11日程:2025年10月17日(金) - 12月14日(日)11:30–16:30 月火休
料金:要チケット